ライターの見積にはどうして「進行管理費」がないんだろう?
デザイナーさんからいただく見積には「進行管理費」というのがよく入っていますが、どうしてライターは「原稿料」なんだろう?というお話。
ライターの仕事は、昔に比べてとても多様化しています。
以前は私も商業の紙媒体ばかりだったので、フォーマットもある程度決まっていたし、媒体を見ればどんなふうに書いていけばいいのか察しがつきました。でも今は、企業が出すオウンドメディアもあればメルマガもあり、会社案内もあればWebの社内報もある。お客様に出す営業ツールとか販促ツールもある。それも、企業によってテイストが異なる。
とくに私はそういう仕事ばかり増えているので、毎回、すり合わせにけっこう時間がかかります。間にディレクターさんが入っている場合でも、媒体が多様化すると、「紙の経験はあるけどWebはない」とか様々で、役割分担をどうするか、から始まることも多いし、クライアントによって進め方も経験もバラバラ。どういう風に進めるか、慣れるまでそこそこ時間をとられたりします。
「ライターではなく、ディレクションもやります」と言ってディレクション費をとればいいのかもしれないけれど、間にディレクターがいて、ライティングだけを頼まれる場合でも、すり合わせには、やっぱりそこそこ労力がかかるんです。メールのやりとりだって。
だから、デザイナーさんが「進行管理費」を見積もるように、ライターも「進行管理費」を見積もってもいいんじゃないかな。
と思うのですが、どうでしょうか?